工具や計測器の準備
工具でいちばん重要なのものは?
こんにちにゃ! 今回は工具や計測器・パーツの準備にゃ!
今回のX68uartRasModuleの組み立てだけで工具揃えるのはお金かかりそうで少し抵抗あるんだよねー。どうしよう。
そうだにゃ。ニッパ、ピンセット、ワイヤーストリッパーとかでも揃えていくとやっぱりお金かかるもんね。でも、工具って大事に使えば結構長持ち。一式持っててもいいと思うにゃよね。
今回の製作以外にどこまで活用できるかな。
ねこっぴが思うに、失敗しなければ必要ない電動はんだ吸い取り器が逆に一番重要で、これをもってるだけで揃えた工具の活用幅がいっきに広がると思うにゃ。
一番素人が所有しなさそうな工具きたね。
はんだ付けをする電子工作や修理で挫折しやすいところは、はんだの失敗のリカバリや、パーツの取り外しの難しさにゃ。電動はんだ吸い取り機だと簡単に短時間で吸い取れるから基板へのダメージも少ないし再使用不能のリスクも減るから挫折しにくいとおもうにゃよ。素人で趣味の範囲だからこそ、技を使わずにラクに簡単に気軽に作業したいにゃ。
失敗を恐れずにはんだ付けできるんだったらたしかにはんだ付けが楽しそうね!
しかもね、これがあるだけでホント簡単にレトロPCの修理までできちゃうにゃよ。
レトロPCの修理??
古い電子機器なんかは、だいたいコンデンサを取り替えれば治っちゃうこと多いにゃ。レトロPCの PC-8801、PC-9801、X68000なんかは時代的に耐久性の低いコンデンサが悪さをして動かないことが多い。経験的には70%はコンデンサ交換で動いたにゃよ。そのコンデンサ外しなんかは自動吸い取り器あれば簡単にゃ。
へーー!
コンデンサ交換で動いた機器一部
外しにくそうな場合は、もともとはんだされてる部分にはんだを上から増して溶かしたあとに吸い取れば簡単!
なるほど、聞いてるとめっちゃ簡単に感じてきました!
今回の製作以外に買った工具なんかを活かすためには、今後も楽しくはんだ付けがしたいなと思う環境を作ること。電動ハンダ吸い取り器は必須だと思うにゃよ!
おっけー!
ではX68uartRasModuleの製作で必要な工具やパーツを見ていきましょー
X68uartRasModule製作で必要な道具
X68uartRasModuleの製作で必要な工具やパーツからいくにゃ!
ニッパは少し硬いピンをカットするとき用と、プラをカットする用で分けて使ってるけど、これは自由でいいとおもうにゃ。
ピンセットは静電気防止に絶縁タイプを買っとくといいかも。
ワイヤーストリッパー 皮むきはAWG28が剥けるものを選ぶにゃ。
マスキングテープ 仮止めとかに必要。ダイソーなどで入手OK。
AWGは、米国で一般的に使用されている導線の寸法規格です。 許容電圧が記載されていたサイト
ワイヤー (ETFE電線)は作業しやすいAWG28の太さのものを買ったにゃ。色は今回使う基板に合わせて青。
はんだ 大量巻のものも持ってるけど、これ持ちやすいので愛用してるにゃ。作業しやすい!
はんだこては温度調整ができるものがいいかにゃ。こて先は細いものが必要。いつも360度で使ってます。あんま上げると細いこて先、熱で歪んじゃう。
自動はんだ吸い取り器 これないとホントたぶん番長は電子工作も修理もできません。手動のはんだ吸い取り超苦手。
アナログマルチテスター は今回は単純にハンダ付け成功してるかの導通チェックに使います。今回の用途に限ればなんでもOK。
はんだメッキ線0.3mmは秋月電子通商で購入。650円でした。今回のモジュール製作ではハンダもりもりで繋げるシーンがありますが、こっちを使うのも手。あると激べんり。無くてもなんとかなります。
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今回のX68uartRasModuleの製作ではここまで揃ってれば作れるのね。
工具揃えられないよ、作る自信ないよ、っていう方用に何個か組み立てようと思ってるので、完成品の準備が出来てるときは独学番長TOPページで告知するにゃ!
その他古い機器の修理などであると便利な工具など
あると便利な工具たちにゃ!
今回のX68uartRasModulでは無くてもOKにゃよ。
ピンセットラジオペンチ 用途によってピンセットと使い分けできます! よりチカラ入れられます。
デジタルマルチメーター アナログと好みで選んでいいかも。導通チェックにはアナログ、電圧チェックにはデジタルと使い分けてます。
コンデンサ容量チェック 最近はオシロスコープ付きのも出てるのでそっちの方がいいかにゃ。
ハンディオシロスコープ ど素人オシロ必要?と思うなかれ、音声系機器の修理に重宝したにゃ。音声の波形を追うのに使用。PC-9801-86修理に大活躍。
安定化電源 好きな電流/電圧を設定して供給できるので、修理中に電池ボックスとかつけるのめんどいときとかに便利。
大手術後のPC-9801-86 ハンディオシロスコープ大活躍
修理当時、さすがに独学自力では音声出力のルートが分からずweb上の詳しい方に助けを請いました。快く相談に乗ってくれたサイトの方、ありがとうございました。感謝です!
フラックス は酸化した表面のハンダをつけやすく..とのこと。あんまり使ってないです。
無水エタノール は基板の洗浄などに大活躍。火気厳禁。
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パーツの準備
必要なパーツ一覧 (モニターはSSD1306 / DACはPCM5102)
使用パーツにゃ!
※OLED LCDディスプレイ / DAC / スイッチは amazonとアリどちらも購入しました。どっちでもOK!
ラズパイやX68000Z付属のUARTケーブルへの接続部分はしっかりしたものが欲しかったので秋月電子通商で購入しました!
amazonで激安のでもいいんにゃけど、精度が全然違う感じにゃ。可変抵抗も念のため秋月電子通商にゃ。ピンヘッダは近所のマルツでも購入。
【C-00167】 ピンヘッダ 1×40 (40P)
【C-09717】 ピンソケット (メス) 2×20 (40P) 8.5mm
【P-14855】 半固定ボリューム TSR-3362W 1KΩ
※Raspberry Pi Zero/Zero W プロトタイプ基板はスイッチサイエンスやマルツなどでも購入したことあります!
準備おっけー! 次回から組み立てです!!
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- X68000Z UARTでなにができるの?
- X68000Zを動かしてみよう! X-Basic準備
- どのラズパイを選べばいいかな?
- ラズパイUART設定とケーブル接続
- ラズパイとのUART接続確認テスト
- MIDI再生専用FDを作成(mt32pi)
- MIDI再生専用FDを作成(ttymidi)
- mt32-piでラズパイをMIDI音源にする
- MIDIハード音源を試す
- DACとちびモニターを用意する
- X68uartRasModuleの製作 準備編
- X68uartRasModuleの製作 組立編
- アップデートとHDDの設定
- SX-Window HDDにインスト
- SX-Window MIDI演奏設定
- SX-Window MIDIハード音源設定
- プログラミング編 X-Basicになれてみる
- プログラミング編 Pythonに少し慣れてみる
- プログラミング編 UARTでX68kZからラズパイを操作!
- シェルスクリプトSW分岐とLチカ
- ちびモニタとLEDを制御する!
- ttymidiのUSBの関連付け自動
- Python実行形式にするPyInstaller
- Winkipedia/2chSC閲覧 X68k RasNet
- X68000Zの基本操作などのまとめ
- 番外編はTOPから!